よくある疑問=宗教その他



ここでは、私が占いの仕事中にお客さんから聞いた話、
このHPを見た方から頂いたご意見などを基に、
あくまで私個人の見解として述べさせて頂きます。




パワーストーンについて・2題

『惑星と石の組み合わせって、どういう風に決まっているのですか?』
  (石マニアI.Iさんからの質問)

惑星=石 の組み合わせには、本によっても人によっても色んな説があります。
調べてみた所、基本的には
その石の性質・特に精神面への効能で、対応する惑星を決めている場合が一番多いようです。
二番目に色で、三番目に成分など物理的性質で、決めている事が多いです。

例えばアクアマリンは、単純に色から言えば 天王星 (=みずがめ座の守護星)、
イメージから言えば 海王星(= うお座の守護星)になりそうですが、
感情を落ち着かせ浄化させるという石の効能から、
月(= かに座の守護星)に対応すると言われているようです。
ただし星座では、うお座に対応するとされる事が多いです。


『色んな本を見てると、一つの星座にラッキーストーンが複数あったり、
 または本によっても違ったりします。どれが本当ですか?』
  (よくある質問)

ラッキーストーンには、二種類の考え方があるようです。
一つは「その人の長所を高めるため・その人を本来の姿に戻してくれるため」の石、
もう一つは「その人の短所を補うため」の石。
この考え方は、石ばかりでなくラッキーカラーやラッキーグッズにも当てはまります。
もしかしたら、その人が一番苦手としている石(色)が、
その人にとって本当は一番必要な石(色)である場合もあるかも知れませんね。

例えばうお座の場合は、
想像力・夢見る力・芸術性・精神性・同情心 という本来の長所を伸ばすための石として、
アメジストがラッキーとされています。 丁度、うお座の守護星の海王星に対応しています。
しかし同時にうお座は、落ち込みやすい・自分を卑下しやすい・情に流されて冷静な判断が出来ない
等という短所も合わせ持ち、

なども、ラッキーストーンとされているようです。

ちなみに私の場合は、その人のラッキーストーンを見る時、
生まれた星座(=太陽のある星座)にこだわらず、
その人のホロスコープ全体を見、相談を聞いた上で、今のその人に最も必要な惑星を選び、
その惑星に対応する石を勧めています。


なお、占い師やカウンセラーなど、人の相談に乗る仕事を目指す人に何より必要なのは、
ズバリ木星である、と私は考えています。 従って、そういう人には、
木星に対応する石・ラピスラズリやアメジストやサファイアなどを勧めています。

この星が眠っている/弱い状態では、どんなに才能を持っていても、他の惑星がどんなに強くても、
実際の仕事の場で人のために力を発揮しきれず、
その仕事に就いている事そのものがかえって苦しみや人間不信の元にすらなるようです。

高次元の判断力・深い思考力・正しい信念・情に流されない健全な同情心
などの意味を持つ惑星です。いわゆる人助けの星でもあります。
「他人のために自分の壁を破る力」をもたらすのは、常にこの星です。
(2002-01-15)


厄年について

『厄年って、何か悪い事が起こるものなのでしょうか?
 それとも単なる迷信でしょうか?』  (よくある質問)

結論から言いますと、あながち迷信とも言い切れない部分もあります。
ただし、かなり誇張されて伝えられているようではあります。

厄年そのものについては、「人間の成長の節目」という考えが一般的なようです。
ちなみに東洋医学では、7の倍数の年が人間の成長の節目になるという考えをするそうです。
また、西洋占星術でも、出生時に土星があった位置に、現在進行中の土星が
0度、90度、180度などの角度を作る時は、その人にとって
肉体的/精神的/社会的な成長の節目になると言われていますが、これもまた約7年周期で来ます。
(土星には、成長または加齢に伴う変化という意味もあります。)

7才、14才、21才、28才、35才、42才、49才など。
実際に言われている厄年と同じものも違うものもありますが、
これらの年齢はいずれも、人生の分岐点に当たったり、何かと悩みが多かったりするようです。
ただし、それらの年に悩んだ事は、次の7年間を過ごすための大事な基盤ともなるようです。

成長の節目を迎える=体質が変わる とは具体的に言うと、
例えば、今まで平気で徹夜出来ていたのが、その年を境に出来なくなる。
それなのに今まで通り、徹夜する事を前提として予定を組んでいると、
今までは想像もしなかった思わぬ事故/失敗/トラブルを引き起こす元になる。
原因が自分の体質の変化にあると気付かない場合は、
何故そうなったのか首をかしげたり恐怖感を抱く事でしょう。
暴飲暴食や無理のし過ぎ等も同じ理屈でしょう。
今までの生活パターンや発想法がだんだん通じなくなってくる年とも言えます。

ですから厄年は、「あくまである程度」の注意を要する年ではありますが、
余りにも不安になり過ぎたり、警戒し過ぎたりする必要は全くないようです。
また、それなりの注意を払い、ある程度の覚悟さえするなら、
新しく何かを始めるにはかえって適しているかも知れません。
そういう理由を説明せずにただ厄年への恐怖をあおる一部の宗教関係者には、
やはり注意を要すると言わざるを得ません。
宗教関係者でもそういう理由を説明して下さっている方は決して少なくありません。
(2001-11-30) ※2000-01-10執筆のものに加筆


お墓の立て直し

『お寺から、お墓を新しく立て直す事を勧められている。
費用が50万円ほど必要と言われた。』   (20代独身女性のお客さんからの相談より)

これもまた、異常な話と言っていいでしょう。
お墓が立派で高額であればあるほどご先祖が喜ぶという発想は、
かえってそのご先祖様にとって失礼でしょう。
小さくても安くても、たまにでいいからきちんと手入れのされているお墓の方が、
どれほど供養になるか知れません。
ましてや、月の収入は10〜20万円が平均と思われる20代女性に対してそのような要求をする事自体、
「自分の生活を壊せ」と言ってるようなものです。

ちなみに、この相談を受けた時に私が、「ご先祖様たちはあなたに何を求めているのか」を
タロットで占うと、節制のカードの正位置が出ました。
これは、日常生活、平凡、質素、規則正しい生活、等を意味します。
ご先祖様は今生きてる自分の可愛い子孫に、決して無理な要求をしては来ない筈です。
まずは自分の生活や健康を大切にする事、
その上で(可能なら)普通に仕事をして、今生きてる他の皆様のお役に立つ事、
供養をするのであれば、自分に無理のない範囲で行う事など、の方を喜んでくれるでしょう。
むしろ、そういう姿勢で生活を送る事の大切さをみんなに説くのが、宗教関係者の本来の役割でしょう。

もしもその50万円という金額が妥当なものだったとしても、
決して相手に無理は言わない、それが駄目なら次善の策を自ら提案する、
お墓を立て直す以外に出来る供養の方法を教えてあげる、等は出来た筈です。

このように「死んだ人間が求めているから」と言って、それを口実に
実は自分が利益を得たいだけ、同時に、その死んだ本人自身の気持ちをも無視している、
という宗教関係者・占い関係者が、残念ながら多いです。
また、良心的な宗教/占い関係者なら、
そこまで高い金額を支払わせずとも、人に助けや指針を与えられますし、
その結果として多くの人から支持を集め、自分自身の生活も何とかなるものです。
(2001-09-29)


水子供養に関して

『ある宗教団体から、水子供養を勧められた。
最初は月3000円の会費でいいと言われていた。

話によると、人間には1人あたり約20体ほどの水子がついている、
自分自身に流産や中絶の経験がなくても、
自分の何代か前までさかのぼると、それ位の数になる、
水子1体の供養で2万円なので、一人なら40万円、2人家族なら80万円が必要になる、

その人に何か悪い事が起こるのは全て、水子供養を怠ったからである、との事。
ちなみに、供養のためにお水をあげたり手を合わせる必要はないとの事。』
  (お客さんからの相談より)

ハッキリ言ってこれは、 単なる悪質な脅迫以外の何物でもないでしょう。
悪い事の原因を何でも水子で片付ける、安直かつ乱暴な発想ですし、
そんな諸悪の根源のように思われては、その水子さん本人にとっても可哀想です。

また、供養を金で済ませるという発想も、邪道でしょう。
供養とはまず、気持ちの問題の筈です。金額の大小は関係ありません。
手を合わせる、コップ1杯の水を供える等がまず基本になります。
気持ちが入ってないのにいくら金だけを積まれても、供養された側は喜ばないでしょう。
ましてや、その求める金額が、その人の生活を壊しかねない額であるのは、論外も論外です。
(2001-09-29)



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