タロットの展開法(スプレッド)には、特にこれと言った決まりはありません。
伝統的と言われる展開法でも、本によって色々な説があります。
また、それぞれの占い師や研究者が独自に作り出したものもあります。
ご自分でどの説を選んでも構いませんし、
ご自分で改変したり、或いは新たに作るのも良いでしょう。
以下に挙げた以外にも、本当に沢山の展開法があります。
カードの配置を絵で説明した 画像版 もあります。
(内容は全く同じ)
並べ方 左から右に3枚並べる |
ごく初心者の方、ある程度タロットを極めた方、 どちらにも使えるタロットの基本です。俗に「三枚引き」とも呼ばれます。 1=過去 2=現在 3=未来 ※または、1=現在 2=展開 3=結果 と読む事も出来ます。 |
並べ方 1枚目を一番上、 2枚目を右下、 3枚目を左下に置き、 三角形を作る。 4枚目を一番下、 5枚目を右上、 6枚目を左上に置き、 逆三角形を作る。 7枚目を中央に置く。 |
いわゆるダビデの星(イスラエルの国旗のマーク)
の形に並べたものです。 色々な占いに対応でき、応用範囲も広いです。 1=過去 2=現在 3=近い未来 4=手段 5=願望 6=周囲・環境 7=最終結果 |
並べ方 1枚目を中央、 2枚目を1の左、 3枚目を1の右、 4枚目を1の下、 5枚目を1の上に置き、 十字を作る。 6枚目を十字の右下に置き、 7枚目を6の上、 8枚目を7の上、 9枚目を8の上に置き、 タテの棒を作る。 |
タロットの教則本には必ずと言っていいほど出て来る、 ポピュラーなものです。 1=現在 2=過去 3=近い未来 4=潜在意識 5=顕在意識(表の意識) 6=対応 7=周囲 8=障害 9=最終結果 ※1の部分にだけまず2枚カードを置く事もあります。 (以降の配置/順番は同じ要領) |
並べ方 1枚目を一番下、 2枚目を1の上、 3枚目を2の上に置き、 タテの棒を作る。 4枚目を3の左、 5枚目を3の右、 6枚目を4の右上、 7枚目を5の左上、 8枚目を一番上に置き、 カサの形を作る。 |
占いたい相手の人物像を出します。 何かのイベントや集団のキャラクター、 「Aさんから見たBさんの姿」など、応用も出来ます。 1=基本の人間性 2=恋愛や性に対する態度 3=物質や肉体に対する態度 4=女性全般との関わり 5=男性全般との関わり 6=私生活 7=仕事または公的生活 8=質問者に対する態度 |
並べ方 左から右に 必要な枚数並べる。 |
1日ごとまたは1ヶ月ごとの運勢を出します。 好きな日/曜日/月から始められます。 過去にさかのぼって並べる事も出来ます。 大小アルカナが揃っていれば、1ヶ月の毎日の運勢も出せます。 |
参考資料:「正統カバラ・タロット占術」斉藤啓一著 学習研究社刊
(2002-10-20)