太陽のある星座
(いわゆる生まれ星座)は、
その人の人生観の根本にあるものを示します。
でも、他の星だって捨てちゃあおけません。
女性(とオカマさん)の場合、
金星は
恋愛における姿勢や「女として自分はこうでありたい」という理想を、
火星は
好みの男性のタイプや「男はこうあって欲しい」という理想を表します。
男性の場合は反対に、
火星は
恋愛での行動パターンや「男として自分はこうでありたい」という理想を、
金星は
好みの女性のタイプや「女はこうあって欲しい」という理想を表します。
(しかし中には、火星の示す「男たるものこうありたい」という理想を
自分で体現している女もいますが)
例えば、太陽が
いて座
(いわゆるいて座生まれ)で、
自他共に認める豪快でノーテンキな性格の男が、
金星は
さそり座にあって
何をやっても一生懸命で一途な女が好き、
火星は
おとめ座にあって
愛し方は真面目で奥手で尽くし型、と、
恋愛に関してだけはまるで別人になる、という事も良くあります。
(以下、敬称略&誕生日順)
おとめ座生まれの
安達祐実、藤谷美紀、PUFFY大貫亜美、漫画家一条ゆかり。
てんびん座生まれの
柏原芳恵、浜崎あゆみ、黒木瞳、中山エミリ。
さそり座生まれの
深田恭子、BOA、小田茜、脚本家龍居由佳里、由美かおる。
いて座生まれの
杉田かおる、和久井映見、加賀まり子、西村知美。
やぎ座生まれの
矢田亜希子、加藤登紀子、俵万智、元ちとせ。
以上の人たちは皆、金星が
さそり座にあります。
ドラマでも「さそり座的な女」を演じる事が多く、
作る作品にも「さそり座的な女」を多く登場させます。
また、実生活の恋愛でも、「さそり座的な恋愛」をしているように聞きます。
例えば、長身のクールビューティーでよくモデルに間違われる女性が、
実は金星を
うお座に持っていて、
小柄であどけないイメージの女性を理想としている為に、
「私には何の魅力もない」と真剣に悩んでいたり、
スリムで動きが俊敏で「かわかっこいい」(可愛い+カッコイイ)と評判の女性が、
金星を
しし座に持っていて、
ゴージャスなナイスバディを理想としている為に、
「胸くれ!胸!」と事あるごとに吠えていたり、という事も良くあります。
自分の客観的な見た目や雰囲気と、自分の内面にある理想像と、
それらを一旦完全に分けて考えてみるのも良いものです。
「好きなもの」と「自分に本当に似合うもの」が違っているのに、
それに気付かないのも、何だかもったいない話です。
自分の中にある「女の美学」と「男の美学」、
そして相手の中にある「男の美学」と「女の美学」。
これらの内の二つ〜四つが食い違っているのに気付かなかった為に、
無用な誤解やケンカを招いたり、最悪では別れてしまったり、
そんなカップルは、決して少なくありません。
(例えば、自分は一生懸命愛情表現してるつもりなのに、
相手は全然愛されてないと感じていたり。)
もちろん、食い違っていたって全然かまいません。
自分の思惑と相手の思惑、その双方を冷静に把握して、互いに歩み寄って行けば良いのです。
これから、少しずつ解説して行こうと思います。
(2004-02-26)